平園クリニック

平塚市岡崎の内科・婦人科・健診

 

トップページ»  お知らせ

お知らせ

インフルエンザワクチン接種受け付けます。3600円(税込)

 

動脈硬化は治る!

1996年10月厚生省は高血圧・動脈硬化・心臓病・脳卒中・ガン・糖尿病などの「成人病」を40年ぶりに「生活習慣病」と名称を変更しました。これは単なる名称の変更ではなく、病気の取り組み方を医師中心(責任)から患者中心(責任)に切り替える重大な意味を含んでいます。「年をとるとかかっても仕方ない病気」であった成人病を、「生活習慣の改善により予防が可能である病気」とした訳です。死病であった結核を克服するに当たり培った「早期発見・早期治療」のノウハウは成人病では限界があることが40年間の死亡原因疾患の推移で明白になったのです。
  さて、動脈硬化の成れの果てが、死亡原因の2位・3位である心臓病と脳卒中であり2つの合計はガンの死亡率に匹敵します。個々の疾患である高血圧・高脂血症・糖尿病などは容易に理解できますが、これらが動脈硬化の危険因子となり心臓病と脳卒中に進展することを多くの患者さんは想像で出来ないでいます。医師も動脈硬化を具体的に説明できずにおり、個々の疾患の数値のみで評価をしてしまいがちです。その遠因は、「成人病は一度かかると治らない慢性疾患であり、発見してから治療するのでは遅い。治らないがその進行を食い止めることが大切である」とされている為でしょう。当然、その最終段階である動脈硬化も一度なったら治らないと理解されていました。しかし、高血圧・高脂血症・糖尿病が慢性疾患であっても、そのコントロールを良好に保てば、動脈硬化は治ることが判ってきており、その検査法が普及して来ています。特に、測定時血圧に変動されないCАVIは従来法と比べ、その原理は理に適っており、再現性に優れています。当院では県内でも早くから動脈硬化を指標とし生活習慣病を管理してきました。15年間で延べ約10000件を超えるデータを解析した結果、高血圧・高脂血症・糖尿病をしっかりコントロールすれば動脈硬化は改善することが判りました。患者さんにとっては大いなる朗報です。ガンに匹敵する動脈硬化性疾患(心臓病・脳卒中)を積極的に予防できるからです。危険因子である疾患の上辺だけを治療の指標としてきた時代から、その最終病態である動脈硬化を視野に入れた診断と治療が必要な時代になって来ています。
その意味で「動脈硬化が治る」という事実とその検査法は、患者さんと医師に具体的な目標とやる気を与える朗報と言えましょう。