平園クリニック

平塚市岡崎の内科・婦人科・健診

 

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絵のある待合室 第37室

 

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                          横尾龍彦 「魔笛」 1976 20号 紙 水彩 作品集掲載作品

ルドルフ・シュタイナー研究で知られる高橋巌に影響を受け、精神世界を幻想的・神秘的に表現する画家として知られている。カトリックと禅を基盤にドイツ(ケルン)を中心に活躍していたが、2015年11月に逝去された。横尾作品はたびたび目にしていたが、この作品は代表作でありオペラ「魔笛」の一場面からの幻想絵画である。このような作家はこれからもそうそう世に出てくるものではないと思う。

 

絵のある待合室362


                    笹村草家人 「鈴木迪三氏」 1949  32cm ブロンズ 日本美術院賞受賞作

よくぞ出て来たものだ!草家人の全集や作品集では知られていた代表作である。石井鶴三イズムが好ましい院展彫刻を代表する作品といえよう。

 

絵のある待合室363


                       古澤岩美 「南海の冥花」 1958 20P キャンバス油彩 画集掲載

古澤作品の髑髏の絵には優品が多い。この作品も鎮魂の一枚であろう。南方に散った日本兵のせめてもの思いがトルコキキョウに表れている。

 

絵のある待合室364


                 藤松 博 「魚と男達」 1952 30F キャンバス 油彩 1953年タケミヤ画廊個展出品作

初期藤松の名品である。松本市美で展覧会が開催されたが、今後の展開が是非必要な戦後を代表する重要作家だ。忘却されないようにしたい。

 

絵のある待合室365


                                       ブロンズ 作者不詳 21X17X17㎝

 

絵のある待合室366


                          飯田善國 「ベニスの夜」 1960年前後 4F 油彩キャンバス

               国際的彫刻家の粋な一枚。オブジェ作品にも通じる斬新さが魅力的な油彩だ。珍品。

 

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                                  土井俊泰 「トレドの秋」 6F キャンバス 油彩

土井俊泰は茅ヶ崎ゆかりの作家で師匠が菅野圭介である。この風景は新婚旅行で撮った写真のバックにある風景と全く同じなので入手した。私にとっては思いで多きトレド風景である。

 

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                               矢野誠一 「走馬灯」 大正末~昭和初期 72㎝ 木彫

夭折の伝説的彫刻家・矢野誠一の代表作である。この1作に矢野の全てが凝縮しているように感じている。矢野作品の優品はほどんど残っていないようだ。矢野をはじめ香川出身の彫刻家たちは地味だが実力者が揃っている。余談になるが、ご子息の矢野健太郎先生は、日本で一番有名な数学者でもあり私も「解法のテクニック」で勉強したことが懐かしい。

 

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                                                                   佐分 真 「婦人像」 1930年頃 2P 油彩 板 

絵好きなら誰もが唸るレンブラント佐分の名品である。裁縫をする老婆であろうか。2Pだが深く大きく感じる作品だ。ここまで凝縮した佐分作品はあまり見かけない。作家にとって何か特別の意味合いでもある作品なのかもしれない。

 

絵のある待合室370


                                  川島理一郎 「裸婦スパニッシュ」 1930 6F 滞欧作

川島の裸婦の代名詞的な作品である。「東洋のマチス」、「西洋の池大雅」の異名を持つ川島の特徴がよく出ている佳品だ。この時代の裸婦はほとんど見なくなった。